猫のFIP治療について獣医師が解説
皆様、こんにちは。
さいたま市大宮区のパスカル動物病院です。
ねこちゃんを飼っていると、様々な病気がありますよね。
今回は、そんな愛猫がFIPにかかってしまった場合の治療について詳しく解説します。
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫、特に子猫の命に関わる重篤な疾患です。 多くは1歳未満の子猫で発症し、食欲不振、活動性の低下、発熱、体重減少などの症状が起こり、発症から数日~1ヶ月以内に亡くなることも多い非常に致死性の高い疾患です。
これまで長い間、猫伝染性腹膜炎(FIP)は「不治の病」「致死率99.9%」とされておりましたが、近年有効な治療薬が発見され、治療することのできる病気となっています。
・他の病院でFIPと診断されてしまった
・FIP治療できる病院を探しても見つからない
・FIP治療の費用に不安がある
そのような飼い主様はあきらめずにぜひ一度ご相談ください。
・当院で取り扱っている治療薬
▼ムティアン (経口)
高価格だけがネックですが、それ以外は他の薬に比べ信頼性・即効性高く再発症例も少ない薬
▼レムデシビル (注射)
1~2週間(症状の改善を見て)使用後、内服治療に切り替え。GS441524注射薬は神経症状、重度貧血、黄疸が出ているような重症な子へ即効性を期待して使用し、経口投与が難しい子にも確実に投与ができるお薬
治療中は症状の回復、血液検査などの改善が見られるかを定期的にモニタリングする必要があります。効果は実際に確認しております。(数日で劇的に改善傾向が認められます)
▼モルヌピラビル (経口)
レムデシビルより極めて安価な抗ウイルス薬。ウエットタイプの呼吸困難症例には難しく安全性含め慎重投与が必要なお薬です。
当院ではFIPの積極的な治療を行っており、早急な治療提案が可能になります。
FIPは早期検査・治療が非常に重要となりますので、一度当院へご連絡をお願いいたします。
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