犬が誤飲したらどうする?対処法とは|さいたま市大宮区のパスカル動物病院

埼玉県さいたま市大宮区、北区、見沼区、中央区、浦和区、西区の皆様こんにちは。さいたま市大宮区のパスカル動物病院です。今回は『犬の誤飲』について解説いたします。

元気に遊んでいたはずの愛犬が、気づいたら何かを飲み込んでいた…そんな経験をされた飼い主様も多いのではないでしょうか?

犬の誤飲は、命に関わる緊急事態につながる可能性もあり、注意が必要です。

この記事では、犬が誤飲しやすいものや症状、対処法、そして動物病院を受診すべきタイミングについてご紹介いたします。

 

■ 犬が誤飲しやすいものとは?

 

犬は好奇心が強く、口に入るものはなんでもかじったり飲み込んでしまう傾向があります。特に以下のものは注意が必要です。

 

  • おもちゃやぬいぐるみの部品(ゴム、布、綿など)
  • タオル・靴下・下着
  • 石や枝、ビニール袋
  • 串や竹串のついた食べ物
  • 薬品、タバコ、乾燥剤などの有害物質
  • 人の薬やサプリメント
  • 果物の種(桃、梅、ぶどう など)

 

■ 誤飲後に見られる主な症状

 

誤飲した物の種類や大きさによって症状は異なりますが、次のようなサインがあれば要注意です。

 

  • 急な嘔吐や吐きたがるしぐさ
  • 食欲不振
  • 元気がない、ぐったりしている
  • 腹部を触ると嫌がる
  • 排便が出ない、あるいは血便が出る
  • 口の中に異物が見える(無理に取らず受診を)

 

特に中毒性のあるものを飲み込んだ場合は、短時間で重症化する恐れがあります。

 

■ 自宅での対処法と注意点

 

誤飲が疑われた場合、自宅で無理に吐かせようとするのは危険です。特に尖った物や薬品などは、吐かせることで逆に傷つけてしまうことがあります。

 

以下のような行動は避けてください:

 

  • 塩を飲ませて吐かせる
  • 指を口に入れて異物を取り出そうとする
  • 自己判断で様子を見る

 

まずは落ち着いて、いつ・何を・どれくらい飲んだかをメモし、すぐに動物病院へ連絡してください。

 

■ まとめ

 

犬の誤飲は、日常の中で誰にでも起こりうるトラブルです。未然に防ぐためには、犬の届く場所に危険な物を置かないことが大切です。

また、万が一の時には、自己判断せず早めの受診を心がけましょう。

 

パスカル動物病院では、レントゲンや内視鏡などによる異物の診断・処置を行っています。大宮区をはじめ、北区・見沼区・中央区・浦和区・西区の皆様も、お困りの際はいつでもご相談ください。