犬の下痢の原因・考えられる病気・受診の目安|さいたま市大宮区のパスカル動物病院
埼玉県さいたま市大宮区、北区、見沼区、中央区、浦和区、西区の皆様こんにちは。さいたま市大宮区のパスカル動物病院です。今回は『犬の下痢』について解説いたします。
犬の下痢は比較的よく見られる症状のひとつですが、「少し様子を見て大丈夫なのか?」「すぐに病院に行くべきなのか?」と迷われる飼い主様も多いのではないでしょうか。
今回は、犬の下痢の原因・考えられる病気・受診の目安などをわかりやすくご紹介いたします。
■ 犬の下痢、よくある原因は?
犬の下痢は、軽度なものから命に関わる重篤なものまでさまざまです。よくある原因には以下のようなものがあります。
- 食事の変化(急なフード変更、人の食べ物を食べた 等)
- ストレス(引っ越し、来客、雷など)
- ウイルスや細菌による感染症(パルボウイルス、サルモネラなど)
- 寄生虫(ジアルジア、回虫など)
- 消化器系の疾患(腸炎、腫瘍、膵炎など)
- 食物アレルギーやフード不耐性
- 内臓疾患(肝臓・腎臓・すい臓など)
■ 下痢の状態から考えられること
下痢の色や形状、におい、頻度などから、おおよその原因を推測できることもあります。
- 水のような下痢:ウイルス性腸炎や寄生虫の可能性
- 粘液が混ざっている:大腸性の炎症やストレス性の腸炎
- 血が混ざっている:細菌感染や重度の腸炎、異物誤飲の可能性
- 黒っぽい便:消化器官の上部(胃や小腸)で出血している可能性
■ 受診の目安は?
以下のような場合は、すぐに動物病院への受診をおすすめします。
- 元気や食欲がない
- 繰り返し吐いている
- 血便や黒い便が出ている
- 子犬・高齢犬での下痢
- 24時間以上下痢が続いている
- 水分を摂らない、脱水が疑われる
これらの症状がある場合、自己判断で様子を見るのは危険です。
■ まとめ
犬の下痢は、比較的よくあるトラブルですが、重症化することもあります。症状の程度や他の症状をよく観察し、迷った場合はお早めにご相談ください。
パスカル動物病院では、迅速な診断と適切な治療を行っております。さいたま市大宮区をはじめ、北区・見沼区・中央区・浦和区・西区にお住まいの皆様も、どうぞお気軽にご来院ください。