犬が震える原因とは?病気のサインかも?|さいたま市大宮区のパスカル動物病院
埼玉県さいたま市大宮区、北区、見沼区、中央区、浦和区、西区の皆様こんにちは。
さいたま市大宮区のパスカル動物病院です。
「最近、うちの子が震えている…」と不安になったことはありませんか?
犬の震えには様々な原因があり、単なる寒さから命に関わる病気までさまざまです。
今回は、犬が震える主な理由や対処法について、動物病院の視点から詳しく解説します。
犬が震える主な原因とは?
犬が震える理由は大きく分けて「生理的なもの」と「病的なもの」があります。
生理的な震え(病気ではないもの)
- 寒さ・気温の低下:小型犬や短毛種は特に冷えに弱く、冬場に震えることがあります。
- 不安・緊張・ストレス:病院や雷、大きな音が苦手な子は、恐怖で震えることがあります。
- 興奮・嬉しさ:嬉しくて体が震えることも。帰宅時の「おかえり震え」もそのひとつです。
- 高齢による筋力低下や神経の変化:老犬では、筋肉や神経の老化による震えがみられることもあります。
病気が原因の震え(要注意)
- 低血糖:特に子犬や小型犬で起こりやすく、命に関わることもあります。
- 中毒:チョコレートやキシリトールなど、有害なものを食べたときに震えが出る場合があります。
- 痛み:椎間板ヘルニア、骨折、腹痛など、痛みのサインとして震えることも。
- 神経疾患:てんかんや脳の異常による震えもあります。
- 感染症・発熱:体調を崩した際に震えを伴うことがあります。
こんな震え方には注意!
以下のような震えがある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
- 震えに加えて、元気・食欲がない
- 歩き方がふらつく、バランスを崩す
- 嘔吐・下痢・咳・呼吸の異常を伴う
- 意識がもうろうとしている、けいれんがある
- 継続的に震えが止まらない
ご家庭でできること
- 温度管理:寒さが原因であれば、部屋を暖かくしたり、服を着せたりしてみましょう。
- 安心できる環境づくり:不安やストレスを感じやすい犬には、静かで落ち着けるスペースを。
- 食事管理:低血糖になりやすい子犬は、こまめな食事が大切です。
- 口にする物の管理:中毒を防ぐため、人の食べ物や薬は手の届かないところに保管しましょう。
まとめ:震えが続くようなら病院へ
犬の震えは、一時的で問題ないこともあれば、病気のサインであることもあります。
特に「今まで震えていなかったのに突然震え始めた」「他の症状もある」などの場合は、早めの受診をおすすめします。
当院では、震えの原因を正確に把握し、適切な検査と治療をご提案しています。
ご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。